新年早々、朗希の保存してた画像、全消ししちゃったー。またイチからだわさ。でもまあ二度とお目にかかれないような画像はなかった……よね?
さて。
ひとつ前の記事の、早い時期からの高い注目度について、少し話していた記事(21.8.11)抜粋。
Q.ここ1、2年の『佐々木朗希フィーバー』は、高校3年生のとき、163キロを出したことに始まっているが、あんな早くに163キロを出さなければ良かったという思いもあるか
それはないですね。出してから球速のこだわりがなくなったので。出そうと思えば、いつでも出せるんだ、って。
あれから、ピッチングの精度を上げることに集中できるようになりました
この記者、なんか苦手だなーって感じて、質問を極力カットして保存した。
主旨は変えてないけどねい。
~という声もあるが、って形で、逃げ道を設けて聞きにくいことを質問してる感じがしてね。なんか、正々堂々としてないなーって。
以下、全文。
21.8.11
Q.ヤクルト村上選手とホークス柳田選手の被本塁打について。
斎藤佑樹氏がプロ打者のすごさを肌で感じ「ストライクをとれなくなった」と話していたことがある。そういう感覚はあるか
どちらも明らかな失投だったので。村上選手のときは、コースが悪かった。あと投げたときに、ぜんぜん力が伝わっていなくて。
柳田選手は高校時代からテレビで見て実力のあるバッターだということはわかってましたし、投げた瞬間、甘いと思ったので
Q.悔しそうな顔、しませんね
ベストボールを打たれたのなら悔しいですけど、投げた瞬間、打たれるよな、って思ったボールだったので
Q.甲子園での登板は高揚感があったか
甲子園は甲子園でも高校野球とプロ野球では違うということもあり、あんまり、そういうのはなかったですね。ただ、練習しているときに、ああ、ここが甲子園かという気持ちにはなりました
Q.クールに見えますよね
うーん、冷めているだけだと思います
Q.心の中には熱いものがあるんですよね。そういうのは見せないほうがいい?
そのほうがいいと思いますね
Q.評論家から物足りない、という声もあるが。吉井コーチも「まだ全力投球できる体ではない」と話していたように、意図的に抑えざるを得ない部分もある?
短いイニングならドーンといけるかもしれませんけど、先発ピッチャーというのもあるので、長いイニングで高いアベレージを出さないといけない。体が強くなったら、前半からもっと高いアベレージを出せるかなとは思うんですけど
Q.ここ1、2年の『佐々木朗希フィーバー』は、高校3年生のとき、163キロを出したことに始まっているが、あんな早くに163キロを出さなければよかったという思いもあるか
それはないですね。出してから球速のこだわりがなくなったので。出そうと思えば、いつでも出せるんだ、って。
あれから、ピッチングの精度を上げることに集中できるようになりました
Q.1年前と比べると、明らかに今年は軽く投げているように見えます。何割ぐらいの感覚で投げている?
難しいんですけど……先発ピッチャーって、だいたい8割前後で投げていると思うんですよ。プロ野球の投手で10割で投げている人、ほとんどいないと思うんです。
10割の力で投げて、10割のボールが投げられるものでもないですし、スタミナ消耗も激しくなる。8割ぐらいの感覚のほうが、結果として10割のボールがいくこともあると思うんです
Q.ダルビッシュ選手が日ハム時代、「100の力で投げたら、腕が飛んでいくかと思った」と話していたそう。出力の高いピッチャーは、そういう感覚はある?
ありますね。思いっきり投げると、腕が飛んでいきそうな感覚があります
Q.高校時代、163キロをマークしたときも?
それに近い感覚があったと思います
Q.力を入れて投げるのは、怖さもあるわけですね
怖さというか、体で感じる危機感があるというか……。まだそこまで体の強さがないので、そこはあんまり無理しなくていいのかな、というのはあります
Q.1年目から体重の変化は
体重はそんなに変わっていません。大人の体になりきっていないので、トレーニングをしても、あまり効率がよくないと思うので。それよりも体の機能を高めることを重視していました
Q.ゆくゆくはダルビッシュ・大谷両選手のような体格を目指す?
そこはトレーニングをしながら自分が感じていく部分だと思うのですが、今の感覚でいくと、僕の場合はあそこまで大きくはしないほうがいいかなと思っています。
どんなに筋力をつけても、体のしなりをうまく使えないと故障しやすくなってしまうと思うので
Q.今、大谷選手が活躍しているが、体の使い方等、参考になる?
僕が言うのもなんですけど、器用っていうか。すごいなと思いますね
Q.大谷選手を見ていると、限界を自分で勝手に決めてはいけないものなんだなとつくづく思います
僕が言うのもあれなんですけど……
Q.言っても大丈夫だと思いますよ
日本人がメジャーでホームラン争いをしていること自体が信じられません。常識を覆されたと思います。僕もいずれは、常識を覆すようなパフォーマンスを見せられればいいな、と
Q.今、人類最速は169キロで、科学的にはほぼ限界と言われているそうです。でも佐々木朗希投手なら、170キロ以上出せる感覚はあるものですか
今は、その感覚は程遠いかなとは思います。けど、5年後、体つきとか、ぜんぜん違うと思うので、そのとき、どう感じているかで、(投げられるかどうか)決まってくるのかなと思います
Q.大谷選手も170キロを目指しているそうですが、先に投げたいですよね
まあ、僕は、170キロの前に、165キロを
Q.前半戦最後の試合日ハム戦で、公式戦最速157キロをマーク。後半戦は160キロも見られそうですね
わかりませんが、だんだん出力も上がってきて、自分の感覚と球速が一致するようになってきたのかなとは思います
Q.つい球場の球速表示は見てしまう?
バックネット裏に表示される場合は、見ちゃいますね。(バックスクリーンを)振り返ってまでは見ないですけど。球速がすべてではないんですが、自分の感覚と比べてみたいので
Q.後半戦に向け、具体的な目標はあるか
1試合でも多く投げて、最終的には、中6日で投げたいなとは思っています
Q.そのあたりは、もうコーチ陣と話し合っている?
してません。ただ、そうできるよう、準備はしておきたいと思います
Q.内情を知らないからでしょうか、もっと短い間隔でどんどん投げさせたほうがいいのではという意見もあるようですが、本人からしたら、投げられるものなら投げたいわけですよね
投げることが仕事なので
Q.そこはチームの方針や育成プランがあるわけですもんね
やらなければならないことの順番があるので。それをひとつずつクリアしていけば、(いずれは)1、2年目のこと(心配する意見)は忘れてくれるのかなと思います
Q.日本球界史上、ナンバー1の素材と言われていますが、そういうふうに見られるのは重く感じますか
むしろ、そのほうが、(自分自身も)将来性にかけてみたくなるので。1番になれるかもしれない、とモチベーションになります
ということで、早い時期からの注目については掘り下げられてないけど、163キロを高校時代に出したことは良かった、とのこと。そっかそっか。
黄色に色付けした朗希の言葉、大好き。若いのにすごいな、エライなって思う。
世の中のからくりを肌で理解しているというか、目標達成のために外野の声を右から左へ流せる芯があるっていうか。
21年8月の記事ってことは、朗希19歳?半端ないな。
「試合後はいろんな人が、ここが課題だ、もっとこうするべきだ、なんて言っているのを見かけましたが、そういう人の中で一体何人の人が19歳時点で佐々木投手より上だったんだろう
えー?って思ってしまいました!」
朗希のプロ初登板(21.5.16)後に、ダルビッシュさんが言っていたこと。
こういうこと言ってくれるの、うれしいな。
続けて、
「これからも(これから『は』?)他人のネガティブな発言を基本無視して、ネガティブさは自分自身で持ちながら成長していって欲しいなぁと思います」
なるほどなあ。高慢になれ、とは言っていないのがすごい。
短く文章をまとめることに才能ゼロの自分としてはそっちでも見習いたい。
名言集とか見るの好きなんだけどねい、サン・テクジュペリの
『完璧がついに達成されるのは、何も加えるものがなくなった時ではなく、何も削るものがなくなった時である』っていうの、ハッとした。気づけば、教えてもらえばできるものじゃないけど、知られたことは大きい。
で、なんの話でしたっけ。
そうそう、『1、2年目のこと(心配~)』の()内は記者の言葉だよね。こういうのもイヤだったこの記者。心配する声?笑わせんな。
どこからも嫌われないよう、誰からも非難されないようとしてるのが透けて見えるいい子ちゃん記事キライ。同じ土俵に立っていない感じがする。
とはいえ、朗希の応答には、いいな、と感じる部分が多かった。引き出したのは記者の力なのかな。