怪物クン

ロッテ・佐々木朗希投手のファンブログです

6月27日 対オリックス戦関連

 

山口選手、タイムリー談話

「朗希の頑張りに応えたかった」

 

吉井監督、試合後

「ワイルドピッチはいくつかあったんですけれど、フォークボールを低めに頑張って投げていた。京セラのマウンドは意外と暑い。脱水症状だと思うので、しっかり水分をとって投げて欲しいと思います」

 

朗希

「打たれた場面での変化球の部分だったりを修正できたので、そこに関してはしっかり反省を生かした投球ができたのかな。ボールの強さとかフォークも良かった」

「ピンチを背負う場面もあったけれど、ここ最近にしては粘り強く、低めに集めることができたと思う」

 

宗佑磨内野手

「きっちり弾けたんですけどね。イメージと(投球軌道に)ちょっとした差がありました。今日はヒットを打てなかった。でも、すごく楽しかった。また次ですね!」

 

「あれはえぐいですよ。真っ直ぐ(狙い)のタイミングで振りにいって、高めからフォークが落ちてきたら、当たる。低めは見えない……。もう、何かわからない。そういう次元のボールじゃないですかね。150キロでギュンと来て、めちゃくちゃ落ちる。あれは無理ですよ……」。プロ野球の世界に入ってから対戦した投手の「打てないな」と感じた変化球で、3本の指に入るのが「佐々木朗希のフォーク」だという。

 

「150キロが落ちながら内角に入ってくるんですよ?」。ただ落差があるだけでなく、左打者の膝下を襲ってくる軌道だと説明する。

 

「フォークを狙っている選手いるんですかね?150キロ付近のボールを(打席で)張ってたら(瞬間に)対応できない。それこそ、たまに”当たる”だけ。(佐々木朗希は)165キロを投げるのも凄いんですけど、あのフォークが本当に凄いんです」

 

「(球種は)ほぼ、真っ直ぐかフォーク。その2球種なのに抑えてくる。交わしている投球を見たことがない。圧倒してくる。あそこにカーブ、スライダーを追加して投げだしたら……。僕たちは終了ですよ」

 

「ファンの方たちにも、わかりやすく説明すると……。例えばね、運動経験のほとんどない”初心者”の方が、突然、バッティングセンターの打席に立って、140キロのマシーンに驚く感じ(笑)。普通にビビると思う。そこに、ほぼ同じ速さでフォークが来る。そりゃ、バット振って”当たった!”って喜ぶのも、僕は間違ってないと思いますね。むしろ、バットに当たって”嬉しい”という感覚は一緒かもしれない」

 

この日は、初回に163キロを捉えるも遊ゴロに倒れた。「感触は悪くなかったです。少しの差でしたね」2、3打席目も162キロを遊ゴロだった。

「僕は速い球、嫌いではないんでね(笑)。動体視力にも自信はあります。ただ、あそこからグンと落ちるフォークは勘弁してほしい……。みんな、打席に立ってみてほしいです(笑)。体感できるなら、してみてほしい。本当にビックリしちゃうから」

 

「対戦するたびに、速くなってます。年に2、3キロ速くなってますよね?ちょっと間違えたら170キロ、出ますよ。思いっきり投げたら、シンプルに可能性あると思う」

 

 

ふたり(朗希と宮城)に勝ち負けはつかなかったが、ハイレベルな投手戦にオリックスナインからは

「まったくタイプの違うふたりがそれぞれの良さをずっと出し続けた試合だった。朗希は一球一球がすごすぎて絞るボールがなかった(以下略)」

 

打てないとなると、守り合いになり、ミスが勝負の分かれ目となる。別の選手は「不用意な形で出た走者はかえってきやすくなる。そこが勝敗を分ける。(略)四球でも勝負しにいっての四球なら次の打者とまた勝負できるけど、不用意な四球は流れが変わってくる。捕手のキャッチングにしても走者がいる場面といない場面では全然違う。今日はプロの試合でした。1試合で3試合分の疲れがあるような、首位攻防らしいプロの試合だった。どっちに転んでもおかしくなかった」とうなった。

 

ふたりの”熱投”が生み出す緊張感に控え選手らも震え「みんな自分に置き換えて試合に集中していた。自分ならどう動くか、どう攻略していくか、ということを考えさせられる。気を抜く時間はなかった」

 

 

※一部文章の前後を替えています。ここに保存するかけっこう迷いました。好き嫌いが分かれる記事だと思います。

やはり、高速フォークを止められるのは松川だけなのか――。6月27日のオリックス戦で、ロッテの佐々木朗希が4つもの暴投をしてしまい、6勝目を逃した。(略)

「佐々木自身のコントロールの悪さもあるし、判定がパスボールではなくワイルドピッチになっている以上、責任はピッチャーにあるのでしょう。しかし、もっとキャッチャーが止めないといけない。27日のオリックス戦での暴投4つの最低2つは、佐藤都志也が前に落として止めて欲しかった」

 

佐々木の暴投は昨季4つだったが、今季は既に10を数える。

「昨年は井口資仁監督が松川しか佐々木のフォークを止められないと判断して、起用し続けた。(略)しかし、今季の吉井理人監督は(略)佐々木の登板日は佐藤を使っています」

「2年目の松川は一軍でたまに使うよりも、二軍で出場機会を増やし経験を積ませたいという意向なのかもしれません。しかし、今年の登板を見ていると、やはり佐々木のフォークを止められるのは松川しかいないという思いが強くなります。佐々木の先発試合だけでもスタメンで使うほうがいいように思います。

 

問題は、暴投の増加だけではない。低めに落ちるフォークは後逸の可能性が高くなっているので、勝負球として投げづらくなっている。そのため、高めから真ん中に落ちるフォークを使う場面が昨年よりも多くなっている。そこを狙い撃たれるパターンも見られます。実は、これがいちばん大きな問題です」

 

「確かに松川は打撃力が物足りないですし、ただでさえ打てないロッテ打線でスタメン起用を躊躇する気持ちは分かります。しかし、佐々木の暴投がこれだけ多くなってくると、やはり松川を使うべきという声は増えてくるでしょう。

佐々木にとっても年上の佐藤には本音を言いづらい面もあるでしょうし、ストレスは溜まっているはずです。

ロッテは佐々木で勝てれば乗れる。逆に、相手は佐々木を倒せれば勢いがつく。どっちに転んでも、ただの1勝ではない価値がある。だから、ロッテは佐々木の登板日は絶対に勝ちたい」

 

松川の代わりに起用されている佐藤や田村の打撃成績が良いわけではない。(略)

「現状のキャッチャーがこのくらいの数字なら、伸びしろを考えて松川でもいいんじゃないかと思います。昨年以上に、佐々木のフォークの落ち具合が鋭くなっているので、しばらく受けていないと取れなくなる恐れもある。そうすると、ロッテの捕手で止められる人がいなくなる。これがいちばん怖いですね」

 

 

里崎智也『捕手が誇りと信用守るため 学んでほしい、打たれる打たれないより大切なもの』

オリックス2回裏は1死一塁。2球目、佐々木朗希のスライダーが暴投。1死二塁となった。

先発マスクの佐藤は体で止めにいくも大きくはじく。決して緩慢ではなかった。動きに必死さは感じられた。

得点圏に走者を置き、直前の変化球は暴投。この状況でストレートのサインは出してはいけない。だが、直球を中前に運ばれた。

 

私は現役生活で変化球が暴投となった直後、ストレートのサインを出したことはない。なぜなら、変化球は再び暴投となることを恐れてストレートを選択するのは、打者からすれば思うつぼだからだ。その消極的な選択から真っ直ぐを投げて、打たれては1点以上の致命的な失点になる。

 

それでは、捕手は信用を失う。そこに計算があったとしても、周囲には変化球へのブロッキングに自信が持てないから真っ直ぐに頼ったと思われてしまう。

 

捕手としての誇りを守るためにも、こうした状況では絶対に変化球を続けなければならない。そして、何が何でも止めることで、まずは佐々木朗希に「任せろ、止めてやる」というメッセージを送る。野手陣、ベンチにも、一歩も引かない捕手のプライドを示すことができる。冒頭で打たれる、打たれないは関係ないと強い表現にしたのには、そうした背景がある。

 

捕手の主な基本技術四項目を、私は1・キャッチング、2・ブロッキング、3・スローイング、4・リードと優先順位をつけている。

1が悪ければ、2~4は不安定になる。同様に2が未熟では3、4が心もとない。つまり、ブロッキングは二番目に重要な基本スキル。だから、佐藤にはこだわってほしかった。

 

その後、別の打席でやはり暴投後に変化球を続けて三振。やればできるのだが順番が違う。この姿勢は前の打席で発揮すべきだった。

 

首位を争う両チームはどうしても取りたい初戦だった。ロッテは先発佐々木朗希だけに、是が非でも勝ちたかった。敗因の中に、絶対に繰り返して欲しくない教訓がある。学んでほしい。

 

 

ラストからひとつ前の記事は、どうしようか本当に迷いました。野球関係者とか元ロッテOBといった、名前を明かしていない記事は、味方のふりをしてそうではないというのも散見されるので、隠れた悪意には引っかからないように気をつけているのですが、正直私も、迷いを感じている部分でした。

 

吉井監督や首脳陣がいけると判断しているのだから、都志也さんと勝ちを掴み続けて欲しい。そうも思います。ですが、気のせいかもしれませんが、松川くんと組んだときより肩で息をしているのを見る場面が増えているような気がしています。

それと、朗希って自分の頭になかった配球の要求や、キャッチャーがイケると判断しての直球の要求時などに、うれしそうにニヤリと笑うことがありましたが、そういうのも見てないなあと。

 

球数が嵩んでいるわけではない、三振数も減っていない。球速も落ちてなく、むしろ上げってきている感じがしますし、粘投もできていて、相変わらず感心するほど四球が少ない。指のアクシデントや交流戦後のイレギュラー日程を除けば中6日で回れている。

 

こう見るとこのままでいい気もするし、長い目で見たら、松川くんしか朗希の球を受けられないとなったら困るもんね。

一軍にいない人を待ち侘びるのは、してしまいます。荻野さんとか髙部さんとかまだかなまだかなって思うけど、いない人を神聖化みたいなことはしたくないです。今ある戦力でどうにか戦ってくれているし、ケガなら特に、じっくり治してもらわないとね。そうしてもらうために一軍は一軍で頑張っているから、今いる人たちをいちばんに応援したい。

 

都志也さんも頑張ってる。それは朗希にもきっと伝わっている。でも頑張っていても、もし、もしも朗希がストレスを感じていたら、思う様投げられていない場面があったとしたら、それは可哀相に感じちゃう。

プロの世界って厳しいな。

現状、日本人で唯一無二といえる平均球速で投げ込んでいるんだから、誰の定規でも測れないよね。

同時に、宗選手の言葉にもあったけど、見えないほどのフォークを受ける苦悩は、朗希の球を受けた人しか分からない。

次元が違うってこういうことなんだなあ……。