『止まりさえしなければ、どんなにゆっくりでも進めばよい』
『苦労から抜け出したいなら、肩の力を抜くことを覚えなさい』
『もしわたしが自分自身にやさしくなれなければ、いったい誰がわたしにやさしくするというのでしょう?』
『自分のことを、この世の誰とも比べてはいけない。それは自分自身を侮辱する行為だ』
『休息とは回復であり、何もしないことではない』
『行く手をふさがれたら、回り道で行けばいいのよ』
『自分自身を信じてみるだけでいい』
過去の偉人たちの言葉でした。
吉井監督談
「左の脇腹、左内腹斜筋肉離れで抹消です。復帰まで2か月はかかるというお医者さんの話です。
昨日の90球目になったらしいです。最後のバッターですね。90球目にちょっと違和感があって、そのあと3球投げたんやけども、それで帰ってきて、ベンチに戻ってきて、その後だんだん痛みが増してきてっていう」
「2か月はかかるって言われてるんで、まずは肉離れなんでケガを治さないと、実技はできないんで、しばらくはお休みです」
Q.今後の見通しは
「脇腹って僕もやったことあるんですけども、治ったと思っても、ちょっと怖くて、なかなかこう、引っ張るところなんでね、いちばん。まあ様子見ながらって感じですかね」
Q.今季中の復帰は
「戻ってきてほしいとは思ってますけども、これもほんと、彼の回復力がどんなものかによって変わってくると思うんで、早ければ2か月、もし遅かったらもっとかかると思うんで。もっとかかっちゃうと、ちょっときついかなっていう」
Q.2か月というのは投げられるようになるまで?
「そういうことですね。全力投球ができるのがっていうことだと思います」
Q.昨日の登板中に予兆はなかった?
「そうですね。脇腹は大体そんな感じです。肉離れってそうじゃないですか。突然、走ってバーンってくるんで、なかなかあれは予兆を見ることはできないです」
Q.戦力ダウンで今後の戦略は
「昨日一晩考えたんですけど、なかなかいいのが思いつかなかったんですけども、ほんと、いるメンバーでやっていくしかないんで、あんまり好きな言葉じゃないですけども、ピンチはチャンス、若い子たちにチャンスが増えるっていうことで、頑張っていきたいと思います」
Q.肉離れは癖になるのでは
「脇腹はちゃんと治せば癖にならないんで。大丈夫です。足とかのほうが、ふだんでも使うんでね、癖になりやすいんですけども。脇腹はしっかり治して鍛えれば。また突発的になるかもしれないですけども、癖にはならなくなるので」
残り61試合で首位オリックスに3ゲーム差(7/25現在)と逆転優勝を狙える位置にいるチームにとって、エースの離脱は厳しい。
一方で、オリックス・山本由伸の次に来る”ジャパニーズ・インパクト”の負傷に米大リーグも敏感に反応した。
あるメジャー球団スカウトは「すぐに本部にリポートを送った」と佐々木朗希の左脇腹痛には重大な関心を寄せている。
その上で「20代前半だったころの大谷と同様に持っている”エンジン”が大き過ぎるゆえの不具合。その出力に耐えられる体づくりがまだ追いついていないのでしょう」とエンゼルス・大谷の日ハム時代と佐々木朗希の現状を重ね合わせていた。
(略)公にされている大谷の故障のほとんどは野手時のケガばかりだが、表に出ない細かな投手時のケガも多かったという。
5年間の日ハム在籍時に、そのすべてを把握している黒木投手コーチ、そして最後の2年間に同じ投手コーチとして大谷と関わった吉井監督の名コンビが今はロッテでタッグを組んでいる。
これに前出関係者は「大物の扱いに慣れているあのふたりがいれば心配はいらない」と力説した。
初めての大きな故障は癖になりやすい場所だけに今後の経過観察が待たれるが、佐々木朗希を取り巻くロッテの指導者環境にはメジャーからも大きな信頼が寄せられている。
2位・ロッテが痛恨の事態に見舞われた。佐々木朗希投手(21)が25日、千葉県内の病院で「左内腹斜筋損傷」と診断されて出場選手登録を抹消された。全治2か月の見込みで、回復具合によっては今季絶望となる可能性も浮上した。
西大宮病院整形外科医師
「佐々木朗希選手の『内腹斜筋損傷』ですが、体をひねる動作の多い野球では他競技よりも起こりやすく、投手では球速を出すのに重要な筋肉と言われています。
全治2か月というのは長くも短くもない、という期間ですが、一般論として肋骨近くに痛みが出ると長引くことがあり、治ったと思って投げたらまた痛みが出たりすることもあります。
逆に思ったよりも早く痛みが消えたりと、骨折のように完全復帰させる時期を判断するのが難しい損傷です。ですので、現状ではシーズン中に復帰できる可能性もあるでしょうし、診断よりも長引く可能性もある、ということになります」