怪物クン

ロッテ・佐々木朗希投手のファンブログです

朗希と由伸さん 対談

 

ロッテ佐々木朗希投手(21)とオリックス山本由伸投手(23)が、27日まで行われた「マイナビオールスターゲーム2022」の舞台裏で、ツーショットを披露した。(略)

 

由伸「お疲れさまです!今日はろーたんに頑張ってもらいましょう!」

朗希「緊張もそんなしてなかったですし、楽しみ!って部分がすごく大きかったです」

由伸「何しろ対談は初めてだったので、すごく楽しみにしていましたね」

 

完全試合ノーヒットノーランの、スター投手の共鳴。そろってオールスターの舞台に登場した。

 

朗希「みんなユニホームも違いますし、すごく、なんか新鮮で、はい、楽しかったです」

由伸「主役みたいな雰囲気が出てたよね。そこも負けてるなと。雰囲気がめっちゃすごい」

朗希「そんなことないです。緊張して、もう、こぢんまりやってました」

由伸「いや、僕は初めてのオールスターはめちゃめちゃ緊張してたんで。堂々と、慣れてる風格が出てましたね。そういえばオールスターでは練習中とか、何話してたっけ?」

朗希「??(と首をかしげて笑う)」

由伸「内容のうっすい話をちょっと多めにしました(笑)」

 

ふたりは人知れず確かな関係性を築いてきた。出会いは佐々木朗希1年目のオフ。

 

由伸「本当にあの佐々木くんや~って感じで。キャッチボール、最初にしたんですけど、すごく思い出に残ってますね」

朗希「テレビで見てる人だ~って。実際に投げてるボール見たんですけど、もう、すごかったです」

 

この春、それぞれが球史に名を刻んだ。褒め合う言葉に熱がこもる。

 

由伸「やっぱり、あのストレートはなかなか。みんなはじき返せなくて。ファウルに空振りに凡打に、そういうのがすごく確率高いんで、理想の投球だなと思っています」

朗希「全球種が勝負球になって、コントロールがすごく良くて、球も速くて。欠点がぜんぜんないので、ピッチャーとして完璧だなと思います。すごいのに慣れちゃったのもあるんですけど…すごいじゃないですか。僕、まっすぐとフォークしか投げれないので」

由伸「なんか、いい選手の共通点って、みんな褒めてくれるみたいな。だからあまり真に受けず、練習頑張ります(笑)」

 

後半戦が始まる。昨季優勝のオリックスが現在5位、昨季2位のロッテは現在4位。右腕両雄が戦国パ・リーグのキーマンになる可能性は十分にある。

 

由伸「僕が投げられる試合は限られているので、1試合1試合絶対に勝つぞという気持ちでチームの一員として頑張りたいです」

朗希「僕は前半戦の最後のほう、投げられなかったので、後半戦は全試合投げるつもりで準備したいなと思います」

 

佐々木朗希の右手中指のまめがつぶれなければ、7月9日に投げ合いが実現する可能性があった。もちろん今後も。

 

由伸「可能性が最初あったときは、すごくドキッとしましたね」

朗希「いや、僕は勝ちが付かなくなるのでイヤです(笑)」

由伸「僕はとにかくゼロに抑えることに専念するしか。ワンチャンス、野手の先輩方に頑張っていただきたいなと(笑)」

 

 

由伸「東京五輪に出させてもらって。代表選手の中でやる1カ月くらい、あれはすごく自分にとって特別な経験になっているので、また経験したいなと」

朗希「僕も五輪、見ました。(由伸さんは)シーズン同様のすごい活躍で」

 

笑顔でのマウンドさばきも象徴的な活躍だった。

 

朗希「余裕の表れじゃないですか?(笑)」

由伸「(笑)」

朗希「僕はまずシーズンでしっかり投げ切らないといけないと思うんで。足元を見ながら、その先にあると思うので。まずはこの後半戦、頑張っていきたいです」

 

由伸「そういえば。この間の、すごくいいものだな~って。すごくいいな~って思いました」

佐々木が先日、テレビ番組で大好きなシンガー・ソングライターあいみょんと対談したばかり。うらやましさをにじませた先輩。

由伸「でも僕は、いや、もう、佐々木選手との対談がベストです。これ以上はないです!」

朗希 (照れ)

 

 

【取材後記】

佐々木朗希が発信者としても新たなステージに入ったと感じる。メディア側の勝手な理屈として”笑いが欲しい”対談形式。それを察してか「こぢんまり」「余裕の表れ」「勝ちがつかなくなるのでイヤ」と、164キロ右腕はちょくちょく緩急を差し込み、尊敬する先輩山本をも笑わせた。

球宴第1戦でも「もっと変化球投げたかったんですけど、サイン出なくて。松川のせいで打たれました」と公共の電波にも相棒イジリを乗せていた。

優等生タイプが多いといわれるロッテの若手たち。時にブラックも入る”角中節”がファンに根強い人気を誇る中、ロウキ節もますます増えるのか。敏感に拾いたい。