怪物クン

ロッテ・佐々木朗希投手のファンブログです

7月12日 対オリックス戦関連+

 

ロッテ・佐々木朗希投手が圧巻の奪三振ショーを演じた。12日のオリックス戦(京セラ)に先発し、7回を3安打1失点、今季最多の14奪三振の快投で7勝目をマークした。2回以降は二塁を踏ませず、自己最速タイの165キロを連発し、先発打者全員から三振を奪ってみせた。オリックス側がもくろんでいた怪物”攻略法”をモノともせず、力でねじ伏せることに成功した。

 

(略)5回には野口に全球直球、6回の宜保に全球フォーク、紅林に全球直球を投じるなど工夫をこらし「オリックスは対戦が多いし、対戦を重ねたうえで自分の中で球を統一している」(朗希)。今季8度目の2桁奪三振で前半戦を締めくくり「いい感じで投げて勝てているし、ケガなくオールスターと後半戦にいけると思う」としてやったりだ。

 

手玉に取られたオリックスの中嶋監督は「接戦でいかなきゃいけない。それを打たなきゃいけない。(相手を)乗せる乗せないの問題ではない」と厳しい口調で話した。今季4度目の対戦を前にチーム内で朗希対策を思案。スコアラー陣は「とにかく気持ちよくスイスイ投げさせないこと。芯に当たればどうにかなるし、ストレートに力負けしないこと。いろんな小技を仕掛け、嫌がることをしていけばどうにかなる。結果的に球数を増やすことにつながればいい」と突破口を見いだすつもりでいた。

 

また、別のチーム関係者は前回(6月27日、京セラ)佐々木朗希が登板中に体調不安を訴えたことを引き合いに「少しでもイヤなイメージがあるかもしれない」とメンタル面でも付け入るスキありと見ていた。しかし…フタを開けると3安打1得点で3回以降は無安打。結果的に揺さぶることはできず、スイスイ投げさせてしまうことになった。

 

中6日なら次回登板の舞台はファン投票1位で迎える19日の球宴第1戦(バンテリン)。今夏も主役はこの男に違いない。

 

 

ロッテの佐々木朗希投手は12日、敵地オリックス戦で7勝目を挙げた。7回104球を投げて圧巻の14奪三振。4回には歴代最速タイの165キロ剛速球を投げたが、米投球分析家はそれ以外の球種に注目。「理不尽なほど才能豊かだ」と驚愕している。

 

切れ味抜群だった。佐々木は初回と2回で合計4三振を奪うとそこからエンジン全開。1番・中川、2番・宜保、3番・紅林のバットを次々と空を切らせた。6回無死走者なしの場面では、4番・セデーニョからこの日14奪三振目を奪取。打者の手前で急激に落ちる”魔球”スプリットだった。

 

米投球分析家ロブ・フリードマン氏は自身のツイッターで実際の動画を公開。文面では「ロウキ・ササキ、前回登板時の馬鹿げたスプリット」と記し、驚きとともに称賛した。別の投稿では「理不尽なほど才能豊かだ」と記し、コメント欄で米ファンから「現在地球上で最高の投手かな?」と質問されると、「間違いなくそう主張することもできるだろうね」と太鼓判を押していた。

 

 

佐々木の群を抜く投球に、米野球データ分析会社の『Codify』も反応。千葉ロッテの公式ツイートから動画を引用するかたちで「ロウキ・ササキが最速103マイル(約165キロ)に到達!7回3安打無四球14奪三振自責点1!そして彼はまだ21歳だ」と驚きを隠しきれない様子で伝えた。

 

この投稿には各球団のMLBファンから「未来のタイガース・レジェンドだ」、「将来はパドレスへ」、「将来はレッド(ソックス)かな」と獲得推奨のコメントが寄せられている。

 

WBCで米国デビューを果たした佐々木。『FOX Sports:MLB』は「佐々木朗希は2026年シーズンが終わるまでメジャーに来ない可能性が高いが、彼の投球を見るためにメジャーリーグの球団関係者64名が来場する」とツイートし、関心の高さを伝えていた。WBCが終わってからも、佐々木への注目と関心が尽きることはなさそうだ。

 

 

7月15日楽天戦前

ロッテ佐々木朗希投手が試合前練習中に同学年の楽天・林優樹投手と約10分間、三塁側フェンス前に立ちながら談笑した。

ふたりは(略)U18高校日本代表でともに戦った仲間でもある。

この記事に伴わせ、過去(22.6.16)記事。

 

佐々木朗希、奥川恭伸、宮城大弥……。最近のプロ野球を沸かせているのが、2001年度生まれの選手たちだ。そして、社会人野球の西濃運輸にも、飛躍を誓う同学年の投手がいる。仲のいい佐々木のある言葉を胸に、「今年こそ」の意気込みで腕を振る。

 

右足を高く上げる独特の二段モーションから、キレのある直球を投げ込む。西濃運輸の3年目右腕、林優樹は5月2日、JABAベーブルース杯の明治安田生命戦で約7カ月ぶりの実戦に立った。球速は145キロを計測。躍動感あふれるフォーム、強気に打者と相対する姿には、投げられる喜びがあふれた。2回4安打2失点も「打たれたけど、手応えがすごくつかめた一日になりました」と笑みがこぼれた。

 

林は野球人生で逆境を乗り越えるたびに、大きな成長を遂げてきた。(略)

高校3年の秋も、そうだった。プロを志願したが、新人選手選択(ドラフト)会議で名前は呼ばれなかった。「少し悔しいが、自分の実力不足」。基礎から鍛え直してさらなる高みを目指そうと、決意を新たに入社した西濃運輸では、焦らずに地道な練習を繰り返した。思うような結果が出ずに心が折れそうになったときもあったが、林には刺激となる仲間たちが大勢いた。

 

同学年には未来の日本球界を引っ張る顔ぶれが並ぶ。高校3年の夏、18歳以下の日本代表でチームメートとなった佐々木とは「どこに行くのも一緒でした」と仲を深め、今でも頻繁にやりとりをする。

4月10日、佐々木がプロ野球史上16人目の完全試合を達成した直後も、すぐに祝福の連絡を入れた。

佐々木からは「(プロで)待ってるよ。頑張ろう」と事あるごとにエールが届く。

「気にかけてくれていて、うれしいです。自分は朗希のように160キロは投げられませんが、技術で抑える投球を磨き勝負したい」と刺激を受ける。